現在、徳之島の山道のあちらこちらに山菜の王様と言われる「タラの芽」が出ています。徳之島に自生するタラノキは、リュウキュウタラノキと呼ばれ、ウコギ科の落葉低木です。高さは4mぐらいになり、新芽は天ぷらなどにすると、とてもおいしいです。
なお、塩ひとつまみ入れてゆがいておひたしや和え物にしたり、油で炒めたり、ゆがいたものを酢みそ・トマトソース・生姜じょうゆなどで食べてもおいしいです。樹皮は民間薬として「健胃・強壮・強精作用」があり、糖尿病によいそうです。
特徴は幹にいっぱいトゲ(棘)をつけています。取るときは十分気を付けなければいけないと思います。もちろん、ハブにも注意が必要です。なお新芽をすべて取ると枯れてしまうので、新芽の5cmぐらい残して取るといいそうです。
現在は栽培して販売するタラの芽もありますが、自然のものに比べて、香・味などは落ちるようです。
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