平成27年1月10日(土)、撮影。11月頃の徳之島の野山には「サキシマフヨウ」の花がとってもきれいに咲いていたのに、現在はごらんのとおり実になっています。
これもじっくり見ると、種には綿毛がついていて、完全に熟すと風に乗って飛んで行って子孫を増やすしくみになっています。サキシマフヨウはこのようなことを繰り返し、次から次へと変化し、私たちにその時々で楽しませてくれています。
ちなみに、「サキシマフヨウ」は、高いのは3m以上もあり、徳之島の海岸や山など、どこにでも生えています。特に土壌は選ばないようです。花は10月頃から12月頃に咲き、花弁は5枚で、色は白やピンク(淡い紅色)をしています。おそらく生えている土壌の「酸性・アルカリ性」によるものと思われます。中心部には雄しべと雌しべが合着していて淡い黄色をしています。花全体の形はハイビスカスにも良く似ています。樹皮は繊維質なので和紙の原料になるそうです。
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