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花等だより - 徳之島の野山にツワブキの花、満開!  (H27.1.12更新)     行事一覧へ
 平成27年1月11日、緋寒桜の開花確認のついでに、徳之島で一番高い山「井之川岳(645m)」の登山道入り口(約465m)まで、動植物の探索に行ってきました。
 その中から、「ツワブキ」について紹介します。このツワブキの名称は「フキ」に似ているけれども、葉っぱにつやがあるため、「つやブキ」が「ツワブキ」に変化したものだと言われています。伊仙の方言では「つ
ばしゃ」と言って、佃煮・煮物・炒め物などの食材として利用されます。これから春先に新芽を出しますが、その柔らかい茎を食べます。奄美大島本島の方は良く、このツワブキを食べるようで、笠利・龍郷・名瀬などではなかなか道端などに生えている「ツワブキ」を見かけることはありません。そのため、自分の畑に植えている方もいます。また車持参の船旅日帰りで、徳之島に「ツワブキ」を取りに来る方もいると聞いています。徳之島は海や山のどこにでも「ツワブキ」が自生しています。これから、収穫の時期に入ります。野山には猛毒のハブがいます。「ツワブキ」取りには十分気を付けてほしいと思います。
 ところで、明治時代生まれのじいさんから聞いた話ですが、昔は紙や鉛筆がなかなか手に入らなかったので、竹などを鉛筆のように研ぎ、このツワブキの葉の裏を紙代わりにして、字を書いて勉強したそうです。それだけに、「ツワブキ」は食べたり、勉強したりと大変貴重な植物だったと言えます。

【ツワブキ】
 ツワブキは菊(きく)科のツワブキ属の多年草で、常緑性である。日本では福島県・石川県以西から四国、九州、琉球諸島(大東諸島と尖閣諸島を除く)に分布する。
 民間薬として、茎と葉を打撲や火傷に用いることもある。(葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に薬効がある。)
 有毒物質のピロリジジンアルカロイドを含有しているので、水に浸してあく(毒素)抜きをして料理に使う。

【ツワブキを食べるときの下処理の方法】
①葉を除いた茎の部分を鍋に入る長さに切って軽くゆでて、柔らくなったところで水に冷やして外皮をむく。
②一晩ほど水にさらして(浸して)、あく抜きをする。(早く食べたいときは、ツワブキを細く裂いて水に浸すと早くあくが抜ける。)これを料理に使う。


道端のツワブキ
井之川登山道入り口 (テレビ塔付近)
ツワブキの表の葉と花
ツワブキの葉
ツワブキの花
ツワブキの花(花弁12枚)
ツワブキの花(花弁8枚)
ツワブキの花(花8枚)
ツワブキの花(花弁13枚)
ツワブキの花(花弁10枚)
ツワブキの花(花弁13枚)
ツワブキの花(花弁13枚)
ツワブキの花(花弁13枚)
枯れ出したツワブキの花
枯れ出したツワブキの花
完全に枯れたツワブキの花 (これが風に吹かれて遠くへ飛んで行き、また生える。)


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