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貴重な黒砂糖作り経験!  (H26.10.28更新)      行事一覧へ

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I煮ます。これはガスですが、昔は山等から取ってきた薪(まき)を使っていました。
J出来具合を確かめています。(もちろん食べて確かめます。)
K出来上がりました。かき混ぜて冷やすため、別のなべ(これは、やんにーなぶ)に移しているところです。
昔は大きいなべでしたので、火を止めて、直接かき混ぜながら冷やしていました。

Lすばやくかき混ぜて冷やしているところです。だんだん固まります。
M固まって、黒糖の出来上がりです。

 昔は、黒砂糖が出来上がって袋に移した後のなべに、次の砂糖を炊くために、水を少し入れると、ジュワーと言う音がしてなべ底に水あめができました。これがとてもおいしかったので、子供たちは取り合いもしました。今はお金を出せばあめやおかしなど何でも買えますね。昔はそうではなかったのです。

【黒砂糖にまつわる話】

 昔の武士の時代の薩摩藩の砂糖にまつわる話は聞いたことがある人もいると思います。奄美の砂糖のお蔭で、薩摩藩は大きく力強く活動できたそうです。奄美の人々は砂糖に苦しめられ、砂糖地獄という言葉も生まれました。薩摩藩が岐阜にどの藩もできなかった大工事「治水工事」を成功させました。当時としては大きなお金のかかる工事でしたが、薩摩藩は黒砂糖のお蔭でお金を持っていたそうです。
 また、黒砂糖は黒いダイヤモンドと言われるぐらい貴重なものでした。砂糖を使わない料理はほとんどありません。砂糖を入れるとほとんどの料理がおいしいですね。味の素などの調味料にも砂糖が入っています。焼酎も黒砂糖が原料です。その他、いろんなところに使われています。砂糖がこの世の中からなくなったら、どうなるでしょう。日本で唯一(ゆいいつ)、砂糖が作れるサトウキビが育つのは、私たちの徳之島をはじめとする、種子島や奄美諸島、沖縄県など、一部の温かいところです。これでも日本全体の必要量(自給率)の2.8%程度です。それでも、お米(自給率22.5%)に次いで二番目の自給率です。奄美などが作らなくなったら、どうなるのでしょう。大切だから、政府は作るのを奨励(進める)しているのです。



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