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伊仙工場 徳和瀬工場

徳之島の二か所の工場で製糖始まる!  (H27.1.10更新)     行事一覧へ

伊仙工場

 平成27年1月8日(木)より、徳之島にある南西糖業(株)の「伊仙工場(伊仙町)」「徳和瀬工場(徳之島町)」の2工場で、サトウキビの搬入が始まりました。これから24時間操業します。
 平成26年(2014)~平成27年(2015)期産のサトウキビは、平成26年10月4日(土)、10月11日(金)の二度の大型台風の影響もあって、3期連続の年明け創業となりました。今期の徳之島2工場の見込み生産量は、17万5091トン(昨年が15万4788トン)だそうです。なお操業期間は、平成27年1月8日(搬入開始)~4月10日(搬入終了)の予定です。この期間は大型車が通行します。交通安全にご注意ください。
 また南西糖業(株)徳之島事業本部「原料統括部」によると、1月8日の初日の原料搬入量が伊仙工場(1日当たりの処理能力1200トン)で約466トン、徳和瀬工場(1日当たりの処理能力1050トン)で約475トン、合計941トンだったようです。1月8日の初日のサトウキビの2工場の糖度は昨年期よりも低く、平均12.64度です。ちなみに、伊仙工場が12.59度(昨年期13.80度)、徳和瀬工場が12.69度(昨年期13.36度)でした。これから寒くなるにつれて、糖度は増してくるものと思われます。
 ここで、南西糖業株式会社の設立について紹介します。
 同工場のホームページのよると、昭和41年5月7日、大洋殖産株式会社(昭和33年10月設立)と大島糖業株式会社(昭和29年8月設立)の対等合併により、南西糖業株式会社を設立したとなっております。今年5月で48年、約半世紀の創業となり、徳之島の基幹作物「サトウキビ」工場として、地域の経済を支えてきました。
 なお「砂糖」は米に続く、2番目に日本の自給率の高い作物です。平成24年度で米98%、砂糖類48%となっています。徳之島のサトウキビもその一役を担っています。政府が保護策を取っているのも、そのためです。

 【日本の食糧事情】
 「農林水産省の統計(平成26年3月)」によると、日本の食料自給率(カロリーベース)は戦後大きく低下の一途を辿り、昭和40年度には73%だった自給率が、平成25年度には39%まで落ち込みました。
 米や砂糖などを除くほとんどの食料の自給率が昭和40年当時に比べて著しく低下し、その分を輸入に頼っているのが現状です。この数値は、世界の主要先進国の中でも最低水準に値します。その原因は食生活の大きな変化により、自給率の高い米の消費が減少し、自給率の低い畜産物等の消費が増加したことと述べています。
 食生活の変化を食料消費の推移で比較すると、昭和40年度と現在では、①米が1日5杯だったものが、1日3杯。②牛肉が月1食だったものが、月3食。③植物油が1.5kgボトル換算で、年3本だったものが、年9本となるなど、品目別の食料消費量が大きく変化しているということです。

南西糖業「伊仙工場」
サトウキビの重量・糖度を測るところ
重量・糖度を測り終わり、下しに
サトウキビを下す
サトウキビを下す
ベルトコンベアで絞るところへ
中央管理室(全てここで監視)


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