明けましておめでとうごさいます。
新年に当たって、地域の活性化について考えてみたいと思います。
下記は伊仙町の昭和30年代頃まで、どの家でも見られたしめ縄(方言:オーバンジョー)をした「門松」です。現在は本土式の門松もお目見えするようになりました。少し寂しい気がします。国の米作減反政策(米の生産が過剰なための政策)が原因で、昭和40年代に入って急にこんな風景が見られなくなりました。しかも減反政策は、奄美では「さとうきび作り」への転作が推奨され、補助金まで出して転作政策を図りました。そのため、米作にまつわる祭りなども衰退の一途をたどり、現在に至っています。十五夜祭り・八月踊り・お盆等の年中行事は、米作減反政策の影響を如実に受けて実施できない集落が多いのが実情です。伝統文化は稲作文化と連動しているものが多いです。衰退させないためにも、お年寄りを大事にし、若者が伝承していくことが大事だと思います。
政府は、これからは「地方再生」の時代だと叫んでいますが、まずはできるものから、やっていくことが大事と思います。伝統文化の活性化もその一つだと思います。
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