平成26年11月30日(日)、8:30〜、第15回大島地区生涯学習推進大会「2014年伊仙町大会」及び第18回大島地区広域文化祭が伊仙町総合体育館(義名山)で開催されました。この大会は各年度毎に開催されているものです。平成24年度の龍郷町に続いての伊仙町大会です。大会テーマに「地域の良さ(人・自然・文化)を再発見・再認識〜つなぐ・つどう・まもる・つたえる・おこす〜」を掲げ、約700人の方が参加していました。大会は島唄・三味線同会(伊仙町)のオープニングで始まり、続いて、開会行事がありました。あいさつに登壇した奄美群島社会教育振興会会長・大島教育事務所長・大島支庁長(代理)・伊仙町長は、それぞれにこの大会の意義と奄美の伝統文化の良さを引き継ぎながら、奄美の発展や世界遺産登録を目指した取組みなどを推進していこうと話していました。なお、大島教育事務局長は「この大会は昭和33年に始まった歴史ある大会です」とも述べていました。
次に、社会教育功労者の表彰があり、3名が表彰されました。
奄美市・久保井博彦(奄美市における芸術分野の振興)、天城町・森田克己(青少年の健全育成及び生涯学習の振興)、伊仙町・佐藤信義(子ども会育成連絡協議会の活動の活性化及び青少年の健全育成)の3名です。
続いて、シンポジウム(10:10〜)があり、5市町村の代表がこれまで取組んだ活動を、それぞれの立場から力説していました。登壇者は次の通りです。
【シンポジウム】
●直島 秀治〔大和村〕 青少年育成の立場から
●赤崎富千郎〔徳之島町〕 環境美化等実践の立場から
●林 智子〔瀬戸内町〕 健康づくり等実践の立場から
●末川 貴彦〔和泊町〕 文科・伝統芸能等の継承の立場から
●仲島 正敏〔伊仙町〕 自治活動の活性化の立場から
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【コーディネーター】 保池 穂好〔宇検村〕 |
【記 録 者】 福永 秀樹〔伊仙町〕 |
午後1時からは、宮司・おおいた観光特使の矢野大和氏の「笑って 笑門福来」と題しての記念講演があり、時折、会場からは笑い声や拍手が鳴り響いていました。日常生活の中からの話題や最近のニュースなどを織り交ぜた巧みな話術、さらに舞台を左右に動きながらの講演でとても愉快な講演でした。中でも夫婦間の日常の出来事をとらえての男女の在り方や人権に関する話などは、皆さん納得しているようでした。講演は時間は90分で終わったのは午後2時半でしたが、とても短く感じる分かりやすい素晴らしい講演でした。
次に、第18回広域文化祭に移り、冒頭の開会行事で、大島地区文化協会連絡協議会長と伊仙町文化協会長のあいさつがありました。
続いて表彰があり、喜界町・伊牟田正子(志戸桶十五夜会活動等に貢献)、徳之島町・春山繁(徳之島町文化協会長及び書楽会長としての文化貢献)、伊仙町・幸山忠蔵(伊仙町文化協会副会長・目手久民謡保存会への貢献)、伊仙町・平 敏江(伊仙町文化協会副会長・茶道教室への貢献)、和泊町・撰 ヨ子(民謡同好会会長として長年貢献、90歳を超えた現在も活躍中)の5名が表彰されました。
15:40からの舞台発表では6団体が出場しました。次のとおりてす。
【演目】 |
【市町村名】 |
【出演者・団体】 |
日本舞踊 |
奄美市 |
隆柳勘大社中 代表 日置 孝子 |
島 唄 |
瀬戸内町 |
瀬戸内町文化協会 代表 若林 茂 |
亀津田植え踊り |
徳之島町 |
亀津中区郷土芸能保存会 |
阿権竹踊り |
伊仙町 |
阿権伝統芸能保存会・阿権小学校PTA |
創作琉球舞踊 |
与論町 |
与論高校舞踊同好会 |
目手久八月踊り |
伊仙町 |
目手久民謡保存会 |
その他、会場には大島地区の社会教育活動や芸術文化活動の写真・絵画・書道・手芸・短歌などの作品が展示されていました。大島地区の各市町村からの素晴らしい出品作品ばかりで、会場の人々は熱心に鑑賞していました。
次年度の平成28年度開催は、瀬戸内町(昭和33年度のこの大会の最初の開催地)となります。
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