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長寿台風の様相を呈して来た台風第5号!  (H29.8.3更新)      行事一覧へ
 台風第5号は7月21日(金)午前9時、南鳥島近海で発生し、迷走しながら、現在、奄美大島近郊に向かっています。非常に強い勢力を保ったまま西寄りに進み、明日4日(金)の昼過ぎには奄美地方が暴風域に入るようです。そのため、暴風や高波に厳重な警戒が必要です。なお時速15Km〜7Kmと遅いので、長時間、台風の暴風域にさらされるおそれがあります。
 ちなみに、台風5号には、韓国が提案した「ノルー」という名前がついています。「ノルー」朝鮮語ですが、ヨーロッパから朝鮮半島にかけて生息する鹿の仲間である「ノロジカ(鹿の種類)」という意味です。
  (以下、気象庁より抜粋)
 台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。
 ところで台風5号は発生後、今日で14日にもなります。台湾で「超級怪台」と呼ばれ警戒した昭和61年の台風14号の記録(19日6時間)に迫る「長寿台風」になりそうです。台風第14号は、台湾に大きな被害をもたらしたばかりでなく、接近したフィリピンや上陸したベトナムでも大きな被害が発生しました。
 台風の寿命が長い台風を「長寿台風」と呼んでいます。長寿台風の寿命は具体的な定義はありません。平均寿命が約5日ですので、10日の寿命があれば、長寿台風と呼んでいいのではないかと思います。
 気象庁ホームページには、台風の統計をとりはじめた昭和26年(1951年)以降の寿命が長い台風のランキングがあります。(表)

 順位  台風番号  年   発生日時  消滅日時 台風期間
第1位 台風14号  昭和61年(1986年) 8月18日15時  9月6日21時 19日6時間
第2位 台風7号 昭和47年(1972年) 7月7日21時 7月26日21時 19日
第3位 台風22号 昭和42年(1967年) 8月30日9時 9月17日15時 18日6時間
第4位 台風20号 平成3年(1991年) 9月16日15時 10月2日9時 15日18時間


伊仙町本川付近の海岸(8月3日午後5時10分頃撮影)



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