平成27年2月15日(日)、第29回島口島唄の祭典(徳之島町・生涯学習センター)と第5回伊仙町島口使う日(伊仙町・中央公民館)が開催されました。
現在、40歳以下の方々はほとんど方言を使えない状況です。また日常的に方言を使う人は少なくなってきました。一説に、徳之島の方言には万葉語が含まれており、大変貴重だとも言われています。このようなことから、方言が衰退しつつあることを危惧をして、その継承活動として行われているものです。
ところで徳之島町は今年で29回を迎えますが、これは昭和60年まで行われていた徳之島町芸術祭を名称変更して開催するようになったものです。なお、この徳之島町芸術祭の発端は日本を代表する世界的バイオリニストの久保陽子さんを招いて演奏会をしたのがきっかけで、郷土芸能伝承が目的でした。
現在、徳之島町・伊仙町のような取組は大島地区文化協会連絡協議会でも推進しており、奄美群島の全11市町村で行われています。ちなみに、平成19年から、2月18日を大島地区の「方言の日」と定めています。何もしないところには何も生まれません。社会教育や学校教育活動で、児童生徒に、今後もこのような取組を継続していくことが求められます。
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