本日、12月8日(木)、南西糖業の伊仙・徳和瀬工場が製糖の操業を開始いたしました。
昨年の4年ぶりの年内操業開始に続いて、連続の年内操業開始となりました。しかも昨年の12月22日開始より、2週間(14日)早い操業開始です。
これはサトウキビが大きな台風や天候不順などの影響が少なく、今期は収穫増が望めるからです。
いよいよ、サトウキビを積載した大型トラックが道路を行き交う光景が見られるようになります。交通事故には十分注意を喚起し、安全運転を心がけたいものです。
現在、サトウキビの収穫はキビ農家も高齢化が進み、手作業よりも、ハーベスタ(機械化)による収穫が主流になって来ています。農家の収入はと言えば、買い取り価格は平成6年から重量取引(重さ)から品質取引(糖度)に移行し、農家収益は基準糖度(13.1度~14.3度)・1トン当たり2万円強です。これから人件費・肥料やハーベスタなどの諸経費を引くと、半額(1万円)程となります。
現在、サトウキビの収穫高は、10アール(10mX100m)当たり6トン程度と考えれば、金額にして12万円、経費を差し引いて6万程ということになります。1ヘクタール(100mx100m)で60万円程です。今後の課題として単収を増やすこと、特に夏場に成長するキビの管理(水確保など)が大事だと言われます。食べ物には欠かせない砂糖、昔は黒いダイヤモンドとまで言われ、重宝視されました。世界の食料危機が起こらないとは断定できません。日本で砂糖のできるサトウキビが植えれるのは南西諸島だけです。ここに、国がサトウキビ農業を大事する理由があります。
◆徳之島の南西糖業(株)の2工場での原料処理見込量
伊仙工場 109,852t
徳和瀬工場 98,992t 合計 208,844t
◆徳之島の南西糖業(株)の2工場での操業計画
搬入開始 平成28年12月 8日
年内搬入終了 平成28年12月27日
搬入再開 平成29年1月 5日
春植推進機関 平成29年3月 7日 ~ 3月14日
搬入終了予定 平成29年4月 4日 |
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