8月13〜15日、伊仙町伊仙の各家庭ではお盆が行われました。(以前は旧暦の8月13〜15日に行われていました。)
毎年お盆前日には一族でお盆を迎えるための墓掃除、13日にはお墓で先祖迎えの儀式、そしてこのお盆期間中に親族の仏様へのお供えとお祈りで親族家庭訪問、最後の15日には先祖見送りの儀式が行われ、お盆の年中行事が終了いたしました。
この最後(15日)の見送りでは、「方言:ブンヤー(お盆の家)」を作り、それに仏様にお供えした品物などを入れてお土産にし、神(先祖)の帰り道を照らすためのたき火を付けて送りました。また、このブンヤーに備えたごちそうは近所の子供たちが拾って持ち帰りました。昔は、このお供えしたご馳走を拾うのが、子供の唯一の楽しみでした。このようなお盆が今も引き継がれており、先祖崇拝の心情を育てるための好機になっています。
|