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住民が捕獲して伊仙町役場に持ってきたハブ!H28.6.15 (H28.6.17更新)   行事一覧へ
 平成28年6月15日(水)、午後2時40分頃、亀津方向に伊仙町役場前を通り過ぎて間もなく、役場前県道をハブを引きずって役場に行く住民を見かけました。すかさず車を方向変換して、役場に行ってみると、ハブを役場の係に引き取ってもらうところでした。
 現在、徳之島は梅雨時です。ハブは暗闇・高温多湿を好むので、今が一番出没する時期です。ハブは奄美大島(加計呂麻島・請島・与路島含む)と徳之島だけに生息しています。他の喜界島・沖永良部島・与論島にはいません。理由ははっきりしていません。ある程度の個体数がいないとだめだとか、近くを火山脈が通っているとか、いろいろ言われています。
 ハブは猛毒を持ち、人がかまれると命を落とすこともあります。そのため、パフの生息数を減少させることと、ハブにかまれた時の治療のための血清を作ることが目的で、買い取っているものです。
 これは県・市町村が補助金を出して行っているハブ捕獲奨励買上事業で、昭和29年(1954年)から実施しています。一時期は重さで買い取り、1万円を超える価格のハブもいました。そのため、年間の捕獲数は多い時期で3万匹をはるかに超え、減少傾向にありました。ところが財政を圧迫したため、現在は生きたハブだけを買い取り、ハブ1匹の買い取り価格は一律3000円に設定されています。
 徳之島や奄美大島にハブがいることで守られているのが、「黒うさぎ」や「ランなどの植物」です。それでも貴重な植物を盗掘する人がおりますが、ぜひやめてほしいと思います。



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