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徳之島の「リュウキュウマツ」の松枯れ、広がる!  (H27.9.8更新)   行事一覧へ
 平成27年9月7日(月)、久しぶりに、天城町の松原港に行ってみました。ここから眺める「寝姿山」を撮影するのが目的でした。
 ご覧のとおり、秋の紅葉のように、松「リュウキュウマツ」が枯れているのが目につきました。これはここ寝姿山だけではありません。徳之島の全体に広がってきています。最初(平成22年頃から)は天城町の平土野で発生していましたが、現在は天城町・徳之島町全体、秋利神川を越えて伊仙町の崎原などにも見られます。やがて徳之島の松が全滅し、松に寄生している貴重なランなどの植物が滅びるのではと危惧されます。今の景観が崩れ、世界自然遺産登録にも影響がでるかも知れません。何とか「リュウキュウマツ」の松枯れを防止できないものかと考えます。
 原因は線虫である「マツノザイセンチュウ」が「マツノマダラカミキリ」の気門に入り運ばれて、松の樹体内に入り、水を吸い上げられなくさせ、松枯れを起こさせるようです。
 昔は徳之島小唄の4番にもありますように、日本の鉄道の枕木として使われたり、松脂(まつやに)が戦時中の飛行機の燃料に使われたりしたと聞いています。
 この徳之島の貴重な松はビタミン・ミネラル・カルシウム・鉄分などの栄養素を含んでいるので、葉っぱをお茶などに加工して飲むと健康にも良いそうです。動脈硬化・脳梗塞などの血管系の病気・高コレステロール防止・ 冷え性・ リウマチ・神経痛・認知症・ガン予防などの病気に効くと、飲んでいる人から聞いています。


≪徳之島小唄の4番≫

4 こだま返して 倒れる松は
  伸びる日本の 枕木よ
  俺のありかは 徳之島だよ
  おまえ蚕(こ)をかえ 紬織れ ハレ紬織れ

 【意味】
  (松の木を切る音が)、山でこだましています。切り倒される松は
  発展する日本の枕木ですよ。
  俺(枕木)のある場所は徳之島だよ。
  おまえ、蚕(かいこ)を飼って、紬織るといいよ。ハレ紬織るといいよ。

  ★徳之島の松の木は日本の各地の鉄道の枕木(鉄道のレールの下敷きに使う木)に使われたそうです。









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