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8月15日は伊仙町伊仙のお盆の送り日!  (H27.8.16更新)   行事一覧へ
 本日はお盆の送り日でした。現在、徳之島では新暦の8月13・14・15日の三日間にお盆を実施しています。このお盆期間に親族の家々を回って、先祖に手を合わせてお祈りをすることと、お供え(現在はお金)をする習わしがあります。
 お盆の三日間は先祖と家族が一緒に同じ屋根の下で過ごしながら、普段の健康で平穏な暮らしへの感謝を込めて、先祖への畏敬の念を持って接する日という意味合いがあります。
 お盆の設営は、位牌・吊提灯・過去帳・供養膳・前香炉・リン・お供え・お線香・水車(先祖が乗って帰る車)・箸(方言:ハガ、草の茎使用)・屏風・お酒などで飾られています。また、この三日間は三度の食事をお供えしますが、その時、水車と箸は必ず新しいものと交換します。
 8月13日はお墓へ行って先祖を迎える日、15日は送り日となっています。この15日の送り日には、伊仙では午後3時頃から、家族でお神酒を酌み交わしながら、必ず白米で作った質素な餅(おはぎのアン抜きと似ている)を食べる習わしがあります。その後、それぞれの家々の門で一家そろって先祖を送ります。送る際は、先祖にお供えした果物や箸・水車・質素な餅をお盆小屋(方言:ブンヤー、芭蕉の葉で作ったものを使用)に入れて、松明(たいまつ、木切れやわらで作ったものに火をつける)で見送る習わしがあります。この後、近所の子供たち(神の子)が拾って帰ります。
 亀津などでは、伊仙と違って、親族一同がお墓に行って酒を酌み交わし、ご馳走をいただきながら送るという風習があります。
 昭和40年代頃までは、旧暦の8月13・14・15日(満月)に実施していました。変更した主な理由は夏休みに家族とその子供たちが都会から帰ってくるのに合わせて実施できるという利点からです。
 奄美市名瀬や与論町などは、現在も旧暦で実施しています。


                      YouTube - 伊仙の送り盆


お盆設営
お盆設営

お盆期間の三度の食事のお供えで取り換えるもの。この他、お茶など。
お盆設営
お盆設営
お盆設営
お盆設営
お盆設営
お盆設営
お盆設営
子供がお盆小屋を持ち帰るところ


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